甘酒商品名で大逆転!試飲結果の驚きの裏側
【2025.11.18】
前回の記事で、お米を使った新しい商品を開発することに決めた私たち。
→前回の記事はこちら「お米の力で作る新しい商品の開発秘話」
年代や運転の有無にかかわらず楽しんでもらえる、ノンアルコールのどぶろく、つまり甘酒を商品化しようというアイデアが出ました。でも当時は、今ほど甘酒の商品数も少なく、飲む人も少なかったんです。
ここで活きたのが、どぶろく開発時の教訓。そう、勘違いブルーオーシャンです(笑)。
その話はこちら→どぶろくの営業で苦戦し、方針を転換した話
そこで、私たちは商品の試作を進めながら、「甘酒に本当に需要がないのか」を調査することにしました。
方法はシンプルです。当時のターゲットを「女性の健康や美容を気にする世代」に設定し、その方たちが多く働く場所でアンケートを大量に取ることに。質問内容は「甘酒を飲みますか?」「甘酒の嫌いなところは?」といったもの。さらに、直接インタビューも行うという地道な作業でしたが、これが実はすごく良い経験になりました。
そして、この調査の中で一番驚いたのが、商品名に関することでした。アンケートや試作、社内評価を経て、ほぼ商品が決まりかけた頃、商品名で悩んでいたんです。そこで、試飲をしてもらいながら、商品名**「ちちあま」と「ちほまろ」**の2つでアンケートを取ったところ、評価がまったく違ったんです。
結果は…5点満点中、「ちちあま」:2.9点、「ちほまろ」:4.5点。でも実は、試飲した中身はどちらも全く同じだったんですよ!
味は一緒なのに、商品名だけでこんなに評価が変わるなんて、心の底から驚きました。
次回は、「甘酒のどこが嫌い?」についてお話します。お楽しみに!

