お米の力で作る新しい商品の開発秘話
【2025.11.11】
前回の記事で、どぶろくだけにこだわらず、もっと広く販売できる商品を開発することに決めた私たち。→前回の記事はこちら「次の一手 – 店頭販売と新たな発見」
そうと決まれば即実行です!今もそうですが、約10年前(2014年頃)には、「コンセプト」という言葉がとにかく盛んに言われていました。「なぜこの商品を作ることにしたのか?」「会社のコンセプトは?」って感じで、よく聞かれました。
そもそもコンセプトって何だ?と検索すると、「概念、企画で全体を貫く基本的な観点・考え方」と出てきます。
つまり、「なぜこの商品を作ったの?」という問いに対する答えなんですね。
私たちの会社の理念は「未来のムラづくり」です。出発点は高千穂町秋元地区での米作り、つまり米農家からスタートしました。そして、米を使って高千穂神楽にも登場するどぶろくを開発したんです。
どぶろくも少しずつ手ごたえを感じ始めていたので、次はその販売を強化しつつ、新しい商品にも挑戦したいと考えました。そこで思いついたのがノンアルコールのどぶろく、つまり甘酒です。
甘酒は、案としてはみんな納得できるものでした。でも、当時はまだまだ甘酒を飲む人が少なかったんですよね。そこで、しっかり市場を調査し、飲まれない原因を探っていくことになりました。
次回は、この商品開発の詳細についてお話しします。どうぞお楽しみに!

