どぶろくの営業で苦戦し、方針を転換した話
【2024.09.25】
「ヒットを生み出す最強チーム術」を参考に、どぶろくの商品化まではなんとか進めました。ただ、当時の私には知識が足りず、理解が浅かったため、実際に営業活動を始めると、うまくいかないことが次々に出てきました。
特に苦戦したのは、宮崎にはどぶろく製造者が2社しかいないという状況を見て、「これはブルーオーシャンだ!」と勘違いしてしまったことです。実際、宮崎県北にはどぶろく商品すらなかったため、これはチャンスだと思い込んでいました。
しかし、営業に出てみると、商品がない理由が需要の少なさにあることがわかりました。どぶろくを飲む人自体が少ないという現実を痛感したんです。小売店に営業に行っても、店員さんからよく聞かれたのは「どぶろくって誰が飲むの?」という質問でした。
この質問は、意地悪で言っているわけではなく、どぶろくを売ったことがないからこそ、誰が買ってくれるのかがわからなかったんですね。つまり、商品自体があっても、どんなお客さんに響くのかが見えていない状態でした。
そこで、私たちは営業方針を大きく転換することにしました。宮崎に住んでいる人にどぶろくを勧めるのではなく、宮崎に観光に来た人に向けて、お土産品として販売することにしたんです。宮崎の自然や文化を感じてもらえるお酒として、観光客向けに商品を再ポジショニングしました。
次回は、この営業方針の転換がどう影響を与えたのか、そしてその後の結果についてお話しします!お楽しみに。