”ドブロク”ノツクリカタ?①

【2024.09.18】


ということで、警察官からいきなりどぶろくを作ろうとしている人に転身しました(笑)。まさか自分がこうなるとは思ってもいませんでしたが、人生何があるかわからないものですね。

 

最初にどぶろくについて一から勉強してみると、意外にも道のりが長いことがわかりました。まず、どぶろくを作るには国税に免許を申請しなければなりません。その申請書類がまた膨大で、当時はすべて手書きで作成しなければいけませんでした。さらに、承認が下りるまでにかなりの時間がかかるんです。

 

申請書作成と同時に、商品の設計も考えなければなりません。「どんな味にしようか?」「どんな風にパッケージするか?」など、やるべきことは山積み。設計を考えながら、次は肝心の造り方です。こればかりは経験がないので、どぶろくや日本酒を造っている方々に教えを乞うことにしました。

 

近場では高千穂酒造にご協力いただき、遠くでは岩手まで行って学びました。お酒造りの世界は奥が深く、それぞれの酒蔵に独自の考え方があるんです。「これが正解だ!」というものは存在せず、まさに職人の世界という感じがしました。

その中でも特に印象深かったのが、秋田にある秋田今野商店での経験です。ここでは泊まり込みで米麹の製造方法を学ばせていただきました。とても熱心に、そして丁寧に教えていただき、今でも感謝しています。

米麹とは?

米麹は、米に麹菌(カビの一種)を付けて発酵させたものです。これが発酵食品の基盤となり、甘酒やどぶろく、日本酒の製造に欠かせない存在です。麹菌が米のでんぷんを分解して糖に変え、その糖が発酵してアルコールになります。この麹の良し悪しが、お酒の風味を大きく左右すると言われており、まさにどぶろく造りの要となる部分なんです。

このようにして、私はどぶろくの世界に足を踏み入れました。次は、実際にどのように商品が完成したのか、さらに深掘りしていきます。

 

会社HPはこちらからどうぞ^^→高千穂ムラたびのホームページ

  • 〒882-1103 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字向山6604
  • TEL / 0982-72-7226
  • FAX / 0982-82-2283
  • MAIL / muratabi@bz04.plala.or.jp

© takachiho muratabi. All rights reserved.