番外編: いまさらですが自己紹介⑤
【2024.09.14】
警察官を退職して転職を決めた私はまず最初に、一番お世話になっていた交番長に相談しました。すると、「佐伯はいつかそう言うと思ってた」と笑いながら、応援してくれると言ってくれたんです。この交番長とは退職後も交流があり、警察官時代の恩師のうような存在です。
退職は決まりましたが、正直なところ、なんとなく「社長になりたい」と思っていただけで、具体的に何をしたいというわけではありませんでした。なので、次の仕事をどうするか就職活動を始めなきゃな、と漠然と考えていました。そんな時、今の奥さんがたまたま高千穂警察署の事務職員として働いていたんですが、転職の話をしていると「うちのお父さんが仕事を始めるんだけど、話を聞いてみない?」とお誘いがあったんです。
渡りに船と思った私は、すぐに「話を聞かせて!」と2つ返事でOKしました。
後日、内容を聞いてみると、こんな話でした。
「高千穂には神楽という伝統文化があって、その中で夫婦円満を表現する舞がある。そこで”どぶろく”というお酒が出てくるのに、今の高千穂にはどぶろくがお土産として存在しない。神話の里・高千穂には絶対に必要だから、それを若い人と一緒に作りたい」というものでした。
ただ私は全然お酒が飲めないんですが、「それでも大丈夫だし、実はお酒を造る杜氏(酒を造る人)は飲めない人が多いんだ。飲めない人の方が味に敏感で、日本酒の杜氏も飲めない人が多いんだよ」と教えてもらい、それを聞いた私は「自分が作った商品がスーパーや酒屋に並ぶかもしれない。なんか楽しそうだな」という軽い気持ちで、その話を受けることにしました。
これが3人でスタートした高千穂ムラたびの始まりです。
以上が私の自己紹介との高千穂ムラたびのスタートでした。
次はどうやってスタートを切ったのか、お話ししますね!どうぞお楽しみに。