高千穂と神話

【2017.11.29】


おはようございます。

ムラたびさんワーホリのあさみです。

昨日に引き続き、高千穂観光からの話題を少々。

 

高千穂と日本神話というのは切っても切り離せないものですが、

高千穂観光をしていると随所にそれがアピールされているのが分かります。

神話の登場人物を理解していないと意外とその意味が分からなかったりするのではないかと思ったので、少しだけご紹介。

(わたしもそこまで詳しくないので主要な2人を。)

昨日の夜神楽でも名前が出てきました「アメノタヂカラオ」(「古事記」では“天手力男”、「日本書記」では“天手力雄”と表記)と、「アメノウズメ」(「古事記」では“天宇受賣命”、「日本書記」では“天鈿女命”と表記)。

このでっかい顔だけの像は道の駅にあります。

何にも知らないと、なんでこの組み合わせなのか、そもそも誰、この鬼とおたふくさん。みたいなことになるかと思います。

しかし、この2人、日本神話で重要な登場人物ならぬ、登場神なわけです。神様ですよ。

ウズメさんなんかいい感じにフレアが入って神々しいですね。

 

他にも天岩戸神社、こちらは本命ですよね。

タヂカラオは西宮入口に、ウズメは東宮入口にいます。

ウズメさんなんて、近づくとセンサーが反応してぐるぐる回ります。1回に半周なので、もし正面をむいてくれなくても辛抱してもう一度センサーに触れてみましょう。最低2回でお顔を正面から拝めます。

 

アメノウズメは、天照大御神が岩に隠れて世界が真っ暗になってしまって神々が困り、彼女を誘い出すために様々な儀式がその岩戸の前で行われたのですが、アメノウズメの体を張った舞いが神々の笑いを誘い、その笑いに何事かと顔を出した天照大御神を、アメノタヂカラオが引っ張りだし、事なきをえた、と、ざっくりとはこんなお話です。

 

そのウズメ、旦那さんがいます。

みなさんもコーヒー店か何かで名前くらいは耳にしたことのある、「サルタヒコノミコト」(猿田彦命)がそうで、荒立神社ではこの2人が主祭神として祀られております。

 

天照大御神に命じられ、瓊々杵尊(ニニギノミコト)がこの国に降臨された(天孫降臨)ときの道案内役を務めたのがサルタヒコです。ここで2人は出会い、結婚したそうです。

そんなこともあり、ここは交通安全や、芸能事、縁結びなどにご利益があるとされているんですね。

小さい神社ではありますが、神話を理解しながらいくと、とっても見ごたえのある神社です。

 

最後にご紹介するのは、笑、天岩戸温泉です。

こちら町の人々に愛されている銭湯というのが伝わる温泉です。

こちらののれんにまた、主役の2人があしらわれておりました。

このほかにもトンネルの入り口出口にそれぞれの絵があったりします。

こんな具合に高千穂町のいたるところにこの2人があしらわれています。どれだけ重要かつ魅力的な神様なのかが、すこ~し伝わったでしょうか。

道の駅には今川焼みたいなものに刻印されていたりもして、もったいなくて食べれないですね。

 

 

今日の〆に、日本神話が気になった方に向けて、神様のアバウトな系図を。

神様なので親兄弟との結婚、ふつうです。

 

ふるさとワーキングホリデー あさみ

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